サンシャイン水族館(東京・池袋)は、将来の水族館業界を担う人材を育成する一助となることを目的とした様々な取り組みを2020年より行っています。その一環として、動物関連の仕事を目指す専門学校に向けて、対面や実践現場にてミズクラゲの飼育や水槽管理についての講義などを実施し、水族館の仕事やクラゲ飼育の体験をしてもらうための機会を提供しています。
今回、6月から、日本ペット&アニマル専門学校(略称、P&A)の生物産業科の学生および、TCA東京ECO動物海洋専門学校の水族館・アクアリスト専攻の学生に対して、それぞれの学校別のカリキュラムに沿って、当館のクラゲ飼育担当スタッフによる講義を行い、水族館でのクラゲ飼育体験や、クラゲの赤ちゃんの育成・繁殖などの実践的な学習を通し、学生にクラゲの飼育方法を学んでもらいました。
学生たちは約6ヶ月間、クラゲの飼育や繁殖に取り組み、苦戦しながら飼育個体の成長を見守ってきました。飼育したクラゲは、講義過程の総仕上げとして、サンシャイン水族館の“展示水槽デビュー”を迎えます。
大事に育て上げたミズクラゲたちは、学生自身の手によって搬入され、クラゲ水槽として日本最大級の横幅を誇る、サンシャイン水族館「海月空感(くらげくうかん)」内の「クラゲパノラマ」水槽に展示されます。