サンシャイン水族館(東京・池袋、館長:丸山克志)は、深海の調査研究の促進を目的として、水中ドローンを使用した調査活動を開始しました。現在サンシャイン水族館が生物採集に力を入れている「深海の入口にあたる水深200m付近」に関しては、現状あまり情報収集がなされていません。水中ドローンを活用し、標本でしか見たことのない生物の生きている状態の映像や生息環境など様々な情報を集め、広く発信(中継も可能)することで、水族館での今後の生物展示や生物採集に活かすことができればと思っております。
なお、水中ドローンの映像には「深海ゴミ」も映っています。この活動を通して、環境問題からくる深海の生態系への影響、海に沈むゴミ問題などを含めた調査研究を行い、将来的には近隣の学校への特別授業も視野に入れています。今後は、月1~2回程度、水中ドローンを活用した深海調査の実施や、マニピュレーター(遠隔操作できるロボットアーム)などを用いた生物採集も検討しています。