Recruiting 2025

このまちに新たな“おもしろい”を生むコミュニティ拠点

「PAPILLON BLDG.(パピヨンビル)」誕生

PROJECT 1

ここに集う人々が、あらゆる肩書きから解放され、自分らしく羽を広げられるように。
そのビルは、フランス語で蝶と蛾を意味する『PAPILLON BLDG.(パピヨンビル)』と名づけられた。
目指すは、単なる商業ビルにとどまらない、まちのコミュニティ拠点。
サンシャインシティを飛び出して、直営の施設運営をするのは、当社初の試みだ。
池袋エリアの未来にアプローチする、新たなチャレンジの扉が開かれた。

Team Memeber

倉林Kurabayashi

このまちにとって、どうあるべきか。
新たな物件プロデュースにも、サンシャインシティ哲学を。

駅周辺の再開発事業が進む池袋エリア。サンシャインシティは2015年、池袋駅東口エリアに1件の物件を取得する。サンシャインシティという施設の外に出て、直営で施設を運営するのは初めてのこと。池袋エリアに根付くサンシャインシティだからこそできる、このまちの魅力を高める施設運営を。本格的に活用方法を検討しはじめるタイミングの2020年、まちづくり推進部が新設された。部の中でも、池袋エリアで地域とともにさまざまなまちづくりの取り組みを行う、倉林に白羽の矢が立った。倉林は、池袋東口エリアで「まちなかリビングのある日常」をコンセプトに活動する【IKEBUKURO LIVING LOOP】プロジェクトにかかわり、また、池袋エリアの新しい未来をめざす新たな組織【 池袋エリアプラットフォーム 】では事務局としての運営・推進業務を担っている。
『このビルがこのまちにとって、どういう場所で在りたいか』それが肝であると考えた倉林は、プロジェクトにかかわるメンバーと長期にわたり議論を交わした。まちも、人も、どこに魅力を感じるのか?清廉潔白なイメージだけよりも、少しの怪しさが含まれたところに惹きつけられるのではないか。陰陽併せ持つことが魅力的であるように、性別や年齢にも区別なく、多様な人が集まり、自分らしく羽を広げられる場所にしたい。そのような想いを込め、蛾と蝶を区別しない概念を持つフランス語「PAPILLON(パピヨン)」と、このビルに名付けた。

“初めての始まり”に向けて、
あらゆる知見と経験を総動員せよ。

地下1階から3階までフロアを持つ「PAPILLON BLDG.」では、パブとイベントスペースからなる施設「P-144(ピーイチヨンヨン)」をサンシャインシティがパートナー企業と共に運営している。地下1階は貸し切りで利用できるプライベートルーム、1~2階はオリジナルクラフトビールを中心に薬膳・エスニック料理をベースとした創作料理を楽しめるパブ、3階はイベントスペースとなっている。
「P-144」の開業にあたって、設計、設備、消防・防犯対策、飲食店の手続き、各種デザイン、宣伝、PRに加え、店舗スタッフへの指導などサンシャインシティ本体に比べると物件としての規模は遥かに小さいものの、管理しなければならない業務は多岐にわたる。その中で、サンシャインシティならではのジョブローテーションでこれまで培った知見が活きた。サンシャインシティの運営には多種多様な業務が求められ、異動すると転職したかのように業務内容が大きく変わる。
倉林は入社後の配属が商業施設の運営を担当するS・C事業部であり、専門店街「アルパ」の店舗管理や、大規模リニューアルに携わった知見がある。さらに、次に所属したコミュニケーション部ではプロモーションや宣伝の経験もあった。また、「PAPILLON BLDG.」のプロジェクトメンバーには、その他不動産関係の知識や、総務経験がある者などがおり、様々な経験値を総合させて開業に至ることができた。

コミュニティ拠点、それは、
“面白いこと”創出の原点。

「PAPILLON BLDG.」開業のオープニング企画では、池袋エリアを拠点に活躍するアーティスト集団を招き、作品の展示会やライブペインティング、子どもたちを対象としたワークショップなどを開催した。これも先に紹介した【IKEBUKURO LIVING LOOP】プロジェクトなど、まちづくり活動のネットワークがあったからこそ実現したものだ。
倉林は『自分たちも前に出て様々な人と接したり交流を持ちながら、「PAPILLON BLDG.」のテーマである“コミュニティ拠点”たる言葉に恥じない施設にしていきたい』と語る。
池袋駅の周辺は東西ともに再開発事業の計画が進んでおり、「PAPILLON BLDG.」の建つエリアもまた対象となっている。まちが変われば、人の流れも変わる。そうした潮流の中で、人と人が交わらないと、新しいことは生まれない。このまちに”なんか面白いこと”を生み出す、人と人との交流拠点に。ひとつの物件をプロデュースしたこのプロジェクトは、単なる商業ビルのオープンにとどまらず、“まちの力を高め、さらに人を惹きつける仕掛け”となる。自社施設を飛び出し、羽を広げはじめたサンシャインシティの新たなチャレンジは、これからも続いていく。

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